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知っておくともっと楽しくなるタイの習慣・マナー

タイの全国共通のマナーをいくつか紹介します。
王室に敬意を払う
タイの人々は王室に対してとても深い尊敬の念を抱いています。毎朝8時と夕方6時になると駅などの公共の場で国歌が流れます。多くの人々は仕事の手を止めて起立する光景を見かけます。また、映画館では上映前に国王賛歌と王室の映像が流れますので、外国人も含めて全員が起立することになっています(違反者は最悪の場合、不敬罪で有罪となります。)。
朝晩に流れる国歌はそれほど気にする必要はありません。しかし、映画館の上映前は外国人も従う必要があります。
タイの興味深い点は王室への深い敬意は、強制されたものではない点です。現在、発行されている全ての紙幣、硬貨へ描かれているのは全て王室関係者です。また、各家には神棚のようなものが設置されており、国王、王妃などの写真が飾ってあり、花輪や水などを供えています。老若男女問わず帰宅時や起床時、朝晩にはワイ(手を合わせて)をして祈っています。
チップ文化がある
タイにはチップ文化が定着しています。元々はチップ文化はアジアには存在しないものです。これは米軍基地がタイ国内へ置かれたことが原因だといわれています。アメリカのように明確な基準がないため、不慣れな旅行者は戸惑うと思います。また、外国人向けのバーなどへ行くと過剰にチップを要求するケースもありますので気をつけるようにしましょう。
基準としては、ホテルのポーター20バーツ。チェックアウト、外出時のルームメイキング20バーツ。レストラン(店員さんが配膳するタイプ)お釣りのうち、小銭を残す。最初から計算されて20バーツが5バーツコイン4枚で返されたりします。コンビニ、商店、スーパーやマクドナルドなどのファストフード店はチップは不要。タクシーも基本的には不要。長距離乗車したときは気持ちで50バーツ〜100バーツくらい渡してあげると気持ちよく見送ってくれます。5バーツ、10バーツなどの小銭と20バーツなどの小額紙幣は常に持っておいたほうが便利です。
宗教(仏教)に敬意を払う
観光に関わるマナーです。タイの約95%の人々は仏教徒です。タイの仏教は上座部仏教と呼ばれる中国南部から伝承したとされる宗派です。王室も仏教へ深く関係があり、王室への敬意と重なる部分があると思われます。
特に寺院などを観光、見学するときは、男女ともにノースリーブやショートパンツ、破れたジーンズなど露出の多い服装は避けましょう。非常識として入場できないこともあります。男女が手をつないだり肩を組んだりというのもあまり好ましくありません。周りの人を参考にしながら行動することをお勧めします。暑いので常に長袖、長ズボンも大変かと思いますので、軽装なものを持参し、着替えるようにするのが旅の達人といえます。
また、寺院の中だけでなく街街中や公共交通機関の中などで黄色い袈裟を身につけた僧侶を見かけることがよくあります。女性は僧侶に触れてはいけないので気をつけましょう(ものを渡すもNGです。)。
頭を触らない
この点も仏教文化に関係するものです。特に日本人は知らずにということが多いマナー違反のひとつです。タイでは人の頭は”精霊が宿る場所”として神聖視されています。そのため、他人の頭を触ることは大変失礼にあたります。小さな子どもの頭をなでてかわいがるのは問題ありません。しかし、トラブルを避けるため子どもの頭も触らないようにしましょう。
足の裏は不浄
左手と同様に足の裏も”不浄”とされています。寺院への参拝の際など、仏前に足の裏を向けて座らないように気をつけましょう。全国的に仏像の前に正方形の座布団があり、そこへ膝を突いて拝礼する形式が多いようです。外国人はそこまでする必要はありません。日本と同じように手を合わせてお祈りしましょう。
アルコールが買えない時間・日がある
アルコール類に寛容といわれる仏教ですが、タイにはアルコール販売規制時間帯や日があります。近年強化されて、11:00〜14:00と17:00〜24:00のみ販売可となっています。都市部ほど厳しく、地方ほど緩いようです。また個人商店では販売しているところも多いのが現状です。さらに、12月5日の国王誕生日を含めた仏教系祝祭日は原則終日販売禁止です。また、街中で飲み歩いてもそれほど怒られません。
店頭にタバコがない
近年、禁煙化の動きが加速したタイは店頭でのタバコ販売が禁止されています。購入するときは店員さんへ伝えて下や棚から出してもらう必要があります。アルコールのように販売規制などはありません。また、街中での喫煙、公共施設、交通機関、レストラン、カフェ、バーでの喫煙は罰金対象です。罰金は2,000バーツです。しかし、これも都心ほど厳しく、地方ほど緩い傾向はタイっぽいところです。バーも守られていないのが現状です。